こんにちは!TechTreckのふりっつ(@techtreckMK)です。
PCってビジネスマンなら毎日仕事で触れるし学生だって調べ物やレポートで使いますよね。その中で一番触れるユーザーインターフェースってなんでしょうか?
そうです、キーボードです。
ほとんどの人がPCに最初から付いているキーボードを使用していますが、外付けキーボードという世界に一歩踏み出すとそこには別世界が広がっています。
打鍵感、キーボードレイアウト、色や形、素材、自分好みのキーマップカスタム…
今回はそんな外付けキーボード界で「最終終着点」「王様」とも称されるHHKB Professional HYBRID Type-Sについて商品の特徴と、最近アップデートされたキーマップ変更ツール、そしてふりっつのこだわりのキーマップについて解説していきます。
はじめに ── キーボードという「一生もの」
キーボードは毎日触れる道具。マウスよりディスプレイよりずっと長い時間指が触れている。
だからこそ「どうせ買うなら最高のものを」と思いある日ついにポチった。
HHKB Professional HYBRID Type-S 英語配列・無刻印・雪。
定価36,850円。約4万円。決して安くない。でも使ってみてその価値は間違いないと確信しました。
そしてつい先日(2026年3月5日)PFUからキーマップ変更ツールのVer.2.0.0がリリース。
今回はHHKB本体のレビューと新しいキーマップ変更ツール、ふりっつこだわりのキーマップについて実際の使用感とともに紹介します。
HHKB Type-S Hybrid 雪・無刻印 スペック一覧
| スイッチ方式 | 静電容量無接点方式 |
|---|---|
| キー荷重 | 45g |
| キー構造 | Type-S(高速・静音) |
| 接続方式 | Bluetooth 4.2(4台登録) / USB Type-C |
| 配列 | 英語配列(60キー) |
| キートップ | 無刻印(筐体ロゴも非印字) |
| カラー | 雪(純白) |
| 電源 | 単3形乾電池×2本 / USB給電 |
| キーマップ変更 | 対応(ソフトウェア設定、本体保存) |
| 傾き調整 | 3段階 |
「雪」「無刻印」を選んだ理由
純白の美しさ ── デスクの主役になれる唯一のキーボード
「雪」カラーはただの白ではない。
キートップ、筐体、そして通常モデルにある「HHKB Professional HYBRID」「Type-S」のロゴすら印字されていない。完全なミニマルデザイン。
純白のキーボードが机に置いてあるだけでデスク全体が引き締まる。道具としての美しさがそこにはあります。
白ガジェットが好きな自分としては最初に見た瞬間から「これしかない」と思っていました。
ちなみにこれから買う人への注意点は、「雪」モデルでも無刻印とそうじゃないモデルがあります。
そうじゃないモデルの方を買うとHHKBやType-Sの印字が本体にあってミニマル感が一気になくなるのでご注意を!


無刻印は怖くない。極める心地よさ
無刻印モデルと聞くと「キーがわからなくなりそう…」と思う人も多いと思います。
もしあなたが、正しいホームポジションとブラインドタッチの基礎ができているなら指が覚えているのでまったく問題ありません。
むしろ、刻印がないことで視覚ノイズが消え、「キーボードを見ずに打つ」という本来のスタイルが洗練されていく感覚。
英字、数字等の基本的なブラインドタッチはできていましたが、使用頻度の低い記号はキーの印字を見ていたようで無刻印完全制覇には少々時間がかかりました。
が、無刻印を乗りこなしたい、極めたいという目標?が芽生え約1か月、キーマップの画像を横に置きながら徐々にマスターしていきました。
極めた先にあるのは達成感と同時に、キー数60という制約の中でタイピングする究極の効率性、ホームポジションから移動せずに入力する合理性がそこにはあります。
打鍵感・使用感レビュー
静電容量無接点方式の「沼」へようこそ
HHKBの核心は、この方式。難しいことはよく分かりませんが、メカニカルスイッチとは違う独特のしなやかなキータッチ。キーが底付きせずに入力を検知するため、ソフトな押し心地と長時間使っても疲れにくい感覚が両立しています。
Type-Sはさらに静音性に特化したキー構造を採用。カフェや会議室でも周りを気にせず使えるレベルの静けさ。
スコスコという独特の打鍵感はHHKBだけが味わえる特別感。この感触を味わうと他には戻れない、そんな沼がHHKBにはあります。
60キー配列は「合理性の塊」
一般的なキーボードに比べてキーが少ないため、最初は戸惑うことでしょう。ファンクションキーもテンキーも矢印キーもない。
でも使い続けると、Fnキーとの組み合わせでほぼすべての操作をホームポジションから行えることがわかります。これが本当に快適。
後ほど詳しく解説するキーマップ変更ツールで自分好みのキー配置に更にカスタマイズすれば快適そのもの。
余計な移動がなくなることで、タイピング効率は爆上がりします。
US配列&Mac キーマップ設定を公開
HHKBの大きな魅力のひとつが、キーマップを自由にカスタマイズできること。設定はHHKB本体に保存されるため、どのデバイスに接続しても同じ配列で使えるのが最高にありがたい。
以下はふりっつが現在使用しているキーマップ設定(標準レイヤー・Fnレイヤー)のスクリーンショット。
こだわりのカスタマイズポイントを解説していきたい。
▼ 標準レイヤー(通常入力時のマッピング)

- HHKB US配列のFnキーは標準では右Shiftの隣、右手小指の位置のみなので押しづらい。左手親指で押せるスペースバー左にFnキーを追加
- 英かなの切り替えをスペースバーの右に配置。単独でかな(全角文字)、左Fnとの同時押しで英(半角文字)
- Aの左隣のControlは、MacのCommand⌘キー
▼ Fnレイヤー(Fnキーとの組み合わせ時のマッピング)

- 右Fnを押しながら左手で数字入力できるように、テンキー風にレイアウト
- 左親指Fnを押しながらホームポジションで矢印キーを押せるようにレイアウト
- 左上「V」 command + Shift + option + V テキストのみ貼り付け
- 右上「F3」 control + F3 ドックにフォーカスを移動⇒Finderを開く
- 右上「4」 command + Shift + control + 4 範囲選択してスクショをクリップボードにコピー
キーマップ変更ツール Ver.2.0.0 アップデート解説
2026年3月5日、PFUよりHHKB Professionalキーマップ変更ツールのVer.2.0.0がリリースされた。
これは単純なバグフィックスではなく、HHKB Studioで好評だった機能をProfessionalシリーズにも大幅に移植した、実質的な「機能追加メジャーアップデート」だ。
新機能まとめ
| 新機能 | 内容 |
| ① 同時押し(ショートカット)機能 | Control / Shift / Alt / ◇ との組み合わせを1キーに登録可能。スクリーンショット(Win+Shift+S)なども1キーで発動できる。 |
| ② スリープ時間の設定 | Bluetooth接続時の無操作スリープを10〜60分の範囲で10分刻みに設定可能。(HYBRID Type-S / HYBRID対象) |
| ③ ツールチップ表示 | DIPスイッチの機能表示、設定済みショートカットキーのホバー表示が追加され、UIが格段に見やすくなった。 |
| ④ 設定できるキーの拡充 | F13〜F24、テンキー全般、NumLock、画面輝度のUp/Downが新たに割り当て可能に。 |
| ⑤ レイヤータブの追加 | 仮想キーボード上部に「標準 / Fn」の切り替えタブが追加され、レイヤー確認が直感的になった。 |
| ⑥ ライト/ダークモード(Windows版) | Mac版のみ対応だったライト/ダークモードに、Windows版も対応。OS設定に連動して自動切替。 |
| ⑦ 起動時アップデート確認 | ツール起動時にソフトウェア・ファームウェアの更新有無を自動チェック。バージョン管理が楽になった。 |
| ⑧ Windows・macOS間のデータ互換 | プロファイル設定ファイルをWindowsとmacOS間でインポート/エクスポート可能に。環境を問わず設定を共有できる。 |
個人的に一番うれしかった新機能:ショートカット1キー登録
正直、今まで唯一不満だったのが「複数キーを同時押しする操作を1キーに設定できない」こと。
スクリーンショットや入力切替など、毎日複数回使う操作が複合キーのままだった。
今回のアップデートで、これが一発解決。Fnレイヤーにスクリーンショットを割り当て、これで作業効率がさらに上りました。
- 左上「V」 command + Shift + option + V テキストのみ貼り付け
- 右上「F3」 control + F3 ドックにフォーカスを移動⇒Finderを開く
- 右上「4」 command + Shift + control + 4 範囲選択してスクショをクリップボードにコピー
まとめ
HHKB Professional HYBRID Type-S 英語配列・無刻印・雪。
正直、キーボードとしては高い。でも、毎日使うものだからこそ、最高のものを選びたい。
雪・無刻印モデルは、デザインとタイピングの両面において、HHKBの理念を最も体現したモデルだと使い込んで確信しました。
そしてVer.2.0.0のアップデートで、すでに完成されていたと思っていたHHKBのカスタマイズ性がさらに広がったのが嬉しい。カスタマイズという点においてはまだまだなところは正直ありますが、今回メジャーバージョンアップがされたので、未来への更なる進化の希望が芽生えました。
HHKBをまだ体験していない人には、是非長いPCライフで一度は触れてほしいと思うプロダクトです。

