こんにちは!TechTreckのふりっつ(@techtreckMK)です。
今回はエスプレッソイタリアーノをこのなく愛すふりっつが選ぶエスプレッソ豆2025と題して、イタリアを感じられるような中深煎り〜深煎りの豆を中心にご紹介します。
クレマたっぷりの一杯で朝、スイッチを入れる。イタリアのバールで愛される「フルシティロースト」のエスプレッソは、単に苦いだけではありません。豆本来の果実感をわずかに残しつつ、キャラメルのような甘みを引き出した絶妙な焙煎度合いです。
今回はインターネットからオンラインで購入できる豆を中心に、「味のプロファイル」を徹底比較。家庭用エスプレッソマシンや直火式マキネッタなどで美味しいエスプレッソを楽しみたい方へ、おすすめの銘柄を厳選しました。
- フルシティローストのエスプレッソ豆の特徴
- 色々なショップの豆を焙煎度、味のプロファイルから比較
- 2025年時点のオススメのエスプレッソ豆
なぜ「フルシティ」なのか?
昨今スペシャルティコーヒーブームで浅煎りや中煎りの豆がエスプレッソに使われることも多くなってきましたが、家庭で入れるなら中深煎り以降をお勧めします。
浅煎りがおすすめではない理由としては、
- 深煎りに比べ浅煎りは酸味が強く、エスプレッソにするとさらに酸味が目立ちやすい
- 浅煎りはシングルオリジンであることが多く、クレマが出しにくい
- 豆の硬度が高く、家庭用のグラインダーでは刃を痛めてしまうことがある
といったことがあげられます。
中深煎り以降=フルシティローストは、酸味とコクのバランスがよく、ブレンドで売られていることも多いのでシングルオリジンに比べ価格も安く家庭用として使いやすいです。
今回は伝統的なイタリアのエスプレッソを家庭で簡単に楽しむ、という視点で豆選びをしているので中深煎り〜深煎りを中心にご紹介します。
https://mystyle.ucc.co.jp/magazine/a_24417/
エスプレッソイタリアーノ:地域による味の違い
イタリアのエスプレッソは、北から南へ下るにつれて「色が濃く、味が強く、とろみが強く」なるのが一般的な特徴です。この違いは、豆の種類、焙煎度合い、そして歴史的な背景に由来しています。
地域ごとの主な違いをまとめました。
1. 北イタリア(ミラノ、トリノ、ヴェネツィアなど)
北部はヨーロッパ諸国(ドイツやオーストリアなど)の好みに近く、洗練された繊細な味わいが好まれます。
- 豆の種類: アラビカ種 100% もしくは高比率のブレンドが多い。
- 焙煎: 中煎り(ハイロースト)。豆本来の風味を活かします。
- 味の特徴: 柔らかな酸味、華やかな香り、すっきりとした後味。
- 飲み方: 砂糖を入れずに楽しむ人も多く、エレガントなスタイルです。
2. 中部イタリア(ローマ、フィレンツェなど)
北部と南部のバランスを取った、「王道のエスプレッソ」といえるスタイルです。
- 豆の種類: アラビカ種に、コクを出すためのロブスタ種を少量(10〜20%程度)ブレンド。
- 焙煎: 中深煎り(シティロースト)。
- 味の特徴: ほどよい苦味とコクがあり、ナッツやチョコレートのような香ばしさが際立ちます。
- 飲み方: 立ち飲み(バンコ)でサッと飲む、伝統的なバールスタイルが定着しています。
3. 南イタリア(ナポリ、シチリアなど)
エスプレッソの聖地ナポリを含む南部では、エネルギーを感じる力強い一杯が愛されています。
- 豆の種類: ロブスタ種の比率が高い(30〜50%以上の場合も)。これにより、厚いクリーミーな泡(クレマ)が生まれます。
- 焙煎: 深煎り(フルシティロースト)。豆が黒光りするほどしっかり焼き上げます。
- 味の特徴: パンチのある苦味、濃厚なボディ(とろみ)、スモーキーな香り。酸味はほとんどありません。
- 飲み方: 非常に濃厚なため、たっぷりの砂糖を入れて、デザートのようにかき混ぜて飲むのが現地流です。
アラビカ種とロブスタ種
コーヒー豆には代表的な2品種、アラビカ種とロブスタ種があります。
- アラビカ種: 世界のコーヒー生産の約6割を占め、酸味があり、花や果実のような甘く豊かな香りが特徴です。標高の高い場所でじっくり育つため、糖分や脂質が多く、複雑で洗練された風味が生まれます。
- ロブスタ種: 「ロバスト(頑丈な)」という名の通り、野性味溢れる力強い苦味が特徴です。苦味が強く、麦茶に似た独特の香ばしさ、エスプレッソで抽出すると「クレマ」が出やすく、味にパンチを加えるために重宝されます。
アラビカ種が高級、ロブスタ種が安価で品質が悪い、というようなイメージもありますが、それぞれ特徴の違いであって良し悪しではないと思います。日本でエスプレッソが幅広く人気になったきっかけとしてスターバックスの上陸があると思いますが、スタバに代表されるセカンドウェーブの主流はシアトル系コーヒーで、アラビカ種100%を売りにしていました。
一方、イタリア系のエスプレッソは、5種類以上の豆をブレンドし、ロブスタ種を2〜3割以上配合し、中深煎り〜深煎りでコクと苦味を強調するのが伝統的で、ロブスタ種が加わることで独特の重厚感を感じることができます。
| 項目 | アラビカ種 (Arabica) | ロブスタ種 (Robusta) |
| 味の傾向 | 酸味があり、花や果実のような甘く豊かな香り | 苦味が強く、麦茶やに似た独特の香ばしさ |
| カフェイン量 | 少ない(約1%〜1.5%) | 多い(約2%〜3%) |
| 主な用途 | レギュラーコーヒー、ストレート豆 | 缶コーヒー、インスタント、ブレンドの増量用 |
| 価格 | 高め | 安め |
| 豆の形 | 楕円形で平ら、溝がS字状 | 丸みがあり厚い、溝が直線的 |
| 栽培の難易度 | 非常に難しい(病気や暑さに弱い) | 容易(病虫害に強く、低地でも育つ) |
エスプレッソ豆比較 2025
今回の比較では、読者の皆様が気になる以下の項目を数値化しました。
- 焙煎度:豆の焼き具合
- 豆の比率:アラビカ種とロブスタ種の割合
- クレマの厚み: 抽出時の脂質とガスのバランス
- 酸味:花や果実のような肯定的なアシッド
- ボディ感: 口に含んだ時の重厚さ
- ミルク相性: ラテやカプチーノにした時の存在感
下記は完全なるふりっつの主観による採点なので細かいところはご了承願います🙇
ブランド名のリンクから各商品ページに飛べるようになっています。
| 商品名 | ブランド | 焙煎度 | 豆の比率 | クレマ | 酸味 | ボディ感 | ミルク相性 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| カムイユプケ | wabisuke | フレンチ | A30 : R70 | ★★★★☆ | ★☆☆☆☆ | ★★★★★ | ★★★★★ |
| カムイワッカ ナポレターノ | wabisuke | フレンチ | A70 : R30 | ★★★★★ | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| BORBONE BLU | BORBONE | フルシティ | A70 : R30 | ★★★★★ | ☆☆☆☆☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| GOLD Arabica100% | caffen | フルシティ | アラビカ100% | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| LATTE ART BLEND | STREAMER COFFEE COMPANY | フルシティ | A80:R20 | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| カムイワッカ ミラネーゼ | wabisuke | フルシティ | A70 : R30 | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
| SOLEIL | ROSTRO | フルシティ | アラビカ100% | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| ブラジル・モンテアレグレ | CAFE ROSSO | フルシティ | A90 : R10 | ★★★★★ | ★☆☆☆☆ | ★★★★★ | ★★★★★ |
| イタリアーノブレンド | Red Stone Coffee | フルシティ | A80 : R20 | ★★★★★ | ★☆☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| FINEROB | Toy FUTURE COFFEE FARM | シティ | ロブスタ100% | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ |
| シン・イタリア式ブレンド | 暮らしと珈琲 | シティ | A80 : R20 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ |
| Italian blend | bagtowncoffee | シティ | A65 : R35 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ |
| カムイニカオプ | wabisuke | ハイ | アラビカ100% | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ |
| VANNELLI COFFEE | VANNELLI COFFEE | ハイ | ? | ★☆☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
| ESPRESSO ROAST | ALLPRESS ESPRESSO | ハイ | アラビカ100% | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ |
| LATTEST BLEND | LATTEST | ミディアム | アラビカ100% | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |


2025年お気に入り5選
上記エスプレッソ豆の中から、ふりっつが特に美味しかった5つを独断と偏見でランキング!
No.5 wabisuke|カムイワッカ ナポレターノ
wabisukeさんのエスプレッソ豆は比較的深煎りで種類も豊富。お値段も良心的です。それでいて豆の品質はとても高く、このカムイワッカはミラネーゼという中深煎りとナポレターノという深煎りの2種類があります。
特にナポレターノがお気に入りで、通常これくらい深煎りになると香り高い酸味が全くなくなるのですが、わずかに美しい酸味を残している点が秀逸です。店主のようにとても品があるお豆です。(100gあたり900円)

No.4 BORBONE|BLU
南イタリアらしい力強さ、これぞ本場ナポリを感じられるエスプレッソです。ロブスタ種を3割配合しており、砂糖を乗せても沈まないほどの分厚いクレマが作れます。
酸味は一切なくコクを感じられる良さがある一方、イタリアで焙煎されたものを空輸して販売されているため、焙煎後少し時間が経っている場合が多いこと、また最低販売量が1kgと家庭用にしては多い点が少し懸念点です。(100gあたり620円)

No.3 Caffen|GOLD Arabica100%
こちらもBORBONE同様、イタリア本国で焙煎され空輸されているエスプレッソ豆の老舗ブランドです。
ロブスタ配合バージョンもありますがBOLDラベルは100%アラビカ種。華やかな香りがありつつイタリアンエスプレッソ特有の力強さを併せ持ったお豆です。ラテにする最高に美味しい一杯ができあがります。コスパで考えるなら、ずっともうこれでいいかもー。(100gあたり490円)

No.2 CAFE ROSSO|ブラジル・モンテアレグレ
今から15年以上前、ふりっつがエスプレッソを始めた頃からお世話になっているCAFE ROSSOさんのエスプレッソ豆。定番商品もありますが、こちらはおそらく期間限定のお豆。ブラジル・モンテアレグレにブラジルさんのロブスタを配合し、お砂糖入れたらまさにチョコレートの味わい。
バリスタ日本チャンピオンの門脇洋之さんが焙煎する豆は毎回期待を裏切らないこれからも愛したい味です。(100gあたり750円)

No.1 Red Stone Coffee|イタリアーノブレンド
ふりっつが選ぶ2025年最強のエスプレッソ豆はRed Stone Coffeeさんのイタリアーノブレンドです。店主の赤石さんはYouTubeでも有名で、エスプレッソ界の流行語大賞「トロトロやん!」でもよく知られていますよね。
今どきな動画の印象とは違い、エスプレッソ豆はがちトラディショナルなイタリアーノスタイル。5種類の豆とロブスタをブレンドしたイタリアーノ規定に忠実で、赤石さん自身がイタリアで飲んだエスプレッソを日本で再現するため試行錯誤した逸品です。
エスプレッソそのままでも、ミルクを入れてラテにしても美味い!焙煎度、酸と苦味とコクのバランス、豆ヅラ、どれをとっても2025年No.1のお気に入りのお豆となりました。
これを超える豆、2026年に出会うのだろうかというレベルです。もはやイタリア本場のお豆を凌駕していて、エスプレッソ文化がまだ成熟していない日本でこの味が楽しめることに感謝です。

まとめ:あなたに最適な1杯は?
- 華やかな酸と重厚なコクのバランスを求めるなら: Red Stone Coffee|イタリアーノブレンド
- 砂糖たっぷりの本場スタイルやラテなら: BORBONE|BLU
- 毎日3杯は飲むコスパ重視の安定性を求めるなら: Caffen|GOLD Arabica100%
味の好みは人それぞれ違います。あなたにとって最高のエスプレッソ豆に出会えるといいですね。今回の記事がその一助になればとても嬉しいです。


